古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

3月に読んだ本

 確定申告の作業などがあったため、仕事はノルマ以上のことが何もできませんでした。できればnoteで有料公開している『漫画うちの子になりなよ』を2回描きたいのだけど、1回しか描けませんでした。

note.com

 

 漫画教室が中止になって、上京がなくなった分余裕ができているはずなのに、コロナのニュースを夢中で読んでしまって全然余裕がありません。毎晩1本ずつ録画した映画を見ているのをやめてまでコロナのニュースをスマホで読んでおり、こんなにもスマホ依存になってしまったのはスマホを持って以来初めてだ。特にテレビ朝日の『モーニングショー』は以前から玉川さんの「そもそも総研」というコーナーのファンでもあり、岡田晴恵教授がすばらしくてさらに夢中です。

 

 アメリカやフランスの映画を見るとやたらとハグする文化なので、感染が広まるのはどうしようもなくて、それに比べると日本はいくらか距離を置く習慣があるので、アメリカやヨーロッパほどは深刻な事態にはならないと思います。

 

 ただ、自民党厚労省安倍晋三を思うと悲惨な気持ちになる。特に隠蔽と改ざんの名人が総理大臣の時期にこんな重大事が起こって困る。先日『FUKUSHIMA50』を見たら、当時のことを思い出し、散々批判されていた菅直人は間抜けに描かれていたけど誠実でした。民主党政権の時代が悪夢だとしたら今は地獄。

 

booklog.jp

 

 本は特に小説がとても面白いのばっかりで、たいへん充実してました。宮部みゆき著『火車』は本当は『模倣犯』が読みたかったのだけど、あまりに分厚くてもし合わなかったら非常に困難な読書になると思って他に評判のいいのを読んだらすっごく面白かった。他に有吉佐和子著『悪女について』もめちゃくちゃ面白くて、同時並行で読んでいたのだけど、どちらも主人公が不在のまま関係者の証言で存在が浮き彫りになる構成だったのが驚きでした。

 

 サゴシが例年だとGWの直前くらいに1~2週間だけ大漁に釣れていたのが、今年は3月から東港の管理釣り場で爆釣していて、行ってみると満員で入れない。いつも行く漁港で釣ろうとしたのだけど何回か行ってもまったく気配すらなく空振りです。