古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

ご来場いただきありがとうございました!!

 1日に行ったタコシェ主催の自主映画イベントにご来場いただき、まことにありがとうございました!

 最新作『ゾンビの森』は音声に不具合があって、実に申し訳ありませんでした。それは事前ににいがた映画塾で上映してもらった時にもあって、それはDVテープをカメラで再生したら音が出ない部分があり、自宅で確認したら大丈夫でした。単にカメラとDVテープの相性の問題だろうかと思っておりました。

 今回はDVDに出力して、それをVHSにダビングしたものを上映したのですが、それもだいたい同じ箇所が調子悪かったのです。

 けっこうクライマックスの見せ場の部分がダメになっていたので、音のでない場所をその場でアテレコするという苦し紛れの方策を採らせていただきました。

 こうして二度も音声に不具合があったのは、一体なぜなのか。自宅で確認して見たところ、DVDもそれからダビングしたVHSも全然問題なく再生できていたので、機材との相性なのか、自分の不徳のせいなのか、大殺界が原因なのかさっぱり分かりません。何はともあれ、本当にすみませんでした。

 その後、タコシェのスタッフの皆さん、大西祥平さん、アックスの作家さんや編集の皆さん、アクションの編集の皆さん、『デトロイトメタルシティ』の若杉公徳先生、お世話になっておりながらも面識のなかった歌人の枡野浩一さん、東京に住んでいたときの仲間にご参加いただいた打ち上げがありました。皆さん本当にありがとうございました。

 中でも歌人の枡野浩一さんは、オレが東京に住んでた10年以上前ですが、当時愛読していたSPA!中森明夫新聞誌上のスターで、その関連で通っていたライターズデンでも受講者でありながら、図抜けた才能を発揮していち早くプロになられて活躍され、当時、全くマンガは全く売れてなくて仲間とケチなフリーペーパーを作るのが精一杯だった自分にはまばゆい存在でありました。よくよくお話を聴くと大学もすれ違いながらも一緒だったのでした。こうして生きながらえているとこんな光栄なこともあるんだなーと改めて実感しました。

 打ち上げにはご参加されなかった銀杏BOYZの峯田さんと村井さんが、その夜TBSラジオJUK2『エレ片のコント太郎』にゲスト出演するということで、ラジオリスナー一生の悲願であるラジオスタジオ見学について来たらと気軽に誘ってくださったので、図々しくも、自分の打ち上げでまだ飲んでいる人がいるというのに、そっちについて行かせていただきました。

 当日は、金曜JUNK交流戦で、全JUNKリスナーの夢の2時間、JUNKの二大スター伊集院光さんと爆笑問題が共演してパーソナリティを勤めてもいました。もしかしたら、廊下やトイレですれ違ったりするんじゃないかな!などと調子こいてそんな想像までしておりました。

 先月には、映画『青春☆金属バット』の打ち上げで、乃木坂の会場から2次会の信濃町に移動するときにみんなとはぐれてうろついていたらTBSにたどりついて、前に伊集院さんの出待ちで来て以来だなーなんて考えながら本社ビルを下から携帯で撮影して、玄関の前に立っていた世界バレーの看板のモーニング娘。も携帯で撮影しました。

 そんなTBSビッグハットビルに足を踏み入れる事ができるとは! 銀杏BOYZの車は峯田さんが工藤静香の『抱いてくれたらいいのに』を掛けてそれにあわせてオレも歌ったり、なんとか皆さんを笑わそうと低俗なエロ話をしました。

 JUNK2『エレ片のコント太郎』はお笑いコンビ・エレキコミックと、ラーメンズ片桐仁さんが勤めるラジオ番組です。今回はスペシャルウィークで、人気コーナー「キラキラいい匂い」にゲストで銀杏BOYZ峯田和伸さんが呼ばれていました。ネタ葉書が読まれるたびに峯田さんが即興でギターの弾き語りをして、最後は長めのネタをCMの間に、ネタ自体を歌詞にして一曲作って歌いました。それがかなりの名曲で、鳥肌が立ちました。そんなに早く曲なんてできるものなのか、これは何かメロディが前もってあって、それにのっけているのかと村井さんに聞いてみると「違う」とのことでした。峯田さん、すげー!!! 超すげー!!!!

 普段仕事しながら聴いている分には、谷井さんの暴れっぷりが面白かったのですが、聴きながら見ていると、今立さんの回しが抜群によくて、テンポを良くしているのだなと感じました。突っ込みはビシバシと全部決まっていました。実際ラジオはローカル局やコミュニティFMには出させていただいた事もあったのですが、全国ネットのキー局なんて生まれて初めてで、一生の記念となりました。居ても立ってもいられず、突っ立って1時間の収録を見ていました。見終わると見ていただけなのに、ぐったりと疲れました。

 出演者やスタッフの皆さんは番組を面白くすることに全精力を傾けている、そんな火の出るような現場でオレなんて用もないのに、図々しさ丸出しでくっついて行っただけの単なる部外者で、邪魔にならないことにのみ精一杯でした。悲願が叶って素晴らしい現場を見させていただいて、もう二度と見学なんて失礼な事はするまいと心に誓いました。そんなオレなんかを大切な現場に受けいれて下さったJUNK2『エレ片のコント太郎』の皆様本当にどうもありがとうございました。これからも毎週絶対に聴き続けます!!

JUNK2『エレ片のコント太郎』
もう少ししたら配信される当日のポッドキャスティングでは峯田さんの即興の歌が聞けるかもしれないですよ。

 そして何より、銀杏BOYZの峯田さん、村井さん、いつもいつもお世話になってお礼のしようもないくらいどうしようもなく、いつかもっと出世して何かとてつもないお礼がしたいであります!! 本当にありがとうございました!!!