古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

『ところでここどこ』単行本発売

 新潟のファッション&サブカル月刊誌『Pasマガジン』で連載中の『ところでここどこ』という2ページマンガが連載6年目にして単行本となります。6年といっても毎月2ページなのでマンガは60本120ページでしかありません。
後は、これまで『Pasマガジン』誌上で行われた対談を収録しています。ダイノジさん、峯田和伸さん、熊切和嘉監督です。

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 以前に銀杏BOYZのTシャツで描いた絵が自分なりに上出来だったので、表紙で使わせていただくことにしました。デザインはジョイフルタウンの弦巻剛さんで、名前のロゴは井上則人さんのデザインを提供していただきました。

 発売は『青春☆金属バット』の新潟上映に合わせて12月2日です。値段は880円です。

 新潟では大抵の書店さんやローソンにも置いていただく予定です。『月刊にいがた』や『Pasマガジン』のあるところには大体取り扱っていただけるんじゃないでしょうか。東京ではタコシェさん、ブックファーストさん、ヴィレッジヴァンガードさんで扱っていただく予定です。東京以外ではヴィレッジヴァンガードさんだけとなります。

 ヴィレッジヴァンガードさんでは、万代のビルボードプレイス店の星野さんに一手に注文をまとめていただきました。星野さんにはお世話になりっぱなしです。今度『ゾンビの森』のDVDをあげます。いらないですかね。

 タワーレコードではもう通販の予約を受け付けております! @tower.jp でも名前が古賀智浩になってました。誰だ古賀って……。

 このマンガ本は、マンガは非常に手軽に読み終わるので立ち読みしづらいように嫌がらせでマンガ1本ずつに300文字で解説を入れてますからね。ちょっとやそっとでは読み終わらないですよ。この仕事は軽く2時間くらいで終わるだろうとタカをくくっていたら、2日の大仕事でした。

 対談もあるし、とにかく字が多いので立ち読みしないで買って読んだ方がいいですよ。

 『これが未来だぜ!』に収録の『四番目の男』の元になった『4人目の男』というのもあります。この連載ではかなりの勢いで実験的な仕事をさせていただいてるんですよ。『ライフ・イズ・デッド』に繋がるゾンビ小学生マンガ『ゾンビくん』シリーズも2本あります。

 新潟では、本当にオレの単行本はヴィレッジさん以外ではほとんど取り扱いがなく、紀伊国屋書店さんでもサインをさせていただいたら1年以上売れ残って気まずいばかりであったりと、とにかくオレの単行本は誰にも読まれていないと言っても過言でない状況なのですが、『ところでここどこ』だけは、親しんでいただけているんですよ。みんな『DEATH NOTE』や『バガボンド』、『のだめカンタービレ』だけでなく、オレのマンガも読んで欲しい。なので、せめて本当にこのマンガだけは新潟で売れて欲しいであります!