古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

自費出版本を作りました

 これまで1ページ、2ページ、四コママンガなど、単行本に入れるにしてもけっこうな分量があって、かと言って出版社が取り扱ってくださるほどのまとまりもない、本当にどう扱ったらいいのか分からない原稿で自費出版本を作ってみました。改めて読んでみたらあまりの下らなさに心底魂消たわけです。ホイップの連載だけでも20本もあって、吹き出しにフォントを入れる作業がほとほと嫌になったので半分だけ入れる事にしました。表紙をいれて52ページです。その作業で3日も掛かってしまいました。

 新潟のコミケガタケットに納品していただく予定です。1月11日のガタケットです。本当に屁みたなマンガばっかりで『屁』にしようと思ったのですが、それではあんまりなので『甘いおなら』というタイトルにしました。タコシェさんやブックオブデイズさんにもお取り扱いいただきたいなと考えております。

 印刷はガタケットショップにお願いしたのですが、ここがデータ入稿もできるようになって本当に助かります。『ピンクニップル』を作った時は、インクジェットプリンターも今のより全然調子が悪くて、ふきだまりの風間さんちにお邪魔してレーザープリンターで一枚ずつ出力させていただきました。ただパソコンでCDが焼けないのでとても困ったのですが、店のパソコンにデータをUSBメモリで持っていったら簡単にできました。CDなんてもう滅多に焼く事もないのですが、いざ焼けないとなるとちょっと困るので考えものです。

 ホイップもまだ半分残ってるし、他のもまだまだあるので、ちょっと原稿がたまればまた一冊出せます。自主映画といい、自費出版といい、活動がどんどんインディーズ化しているのが気になるところではあります。楽しいからどっちでもいいんですけどね。