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古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

撮影機材など

 お世話になっている、新潟の音楽愛好家の集いレコケンくんの主催の円秀さんから大変面白い本を借りました。いろいろな工作に関する本で、その一節にステディカムの自作があります。内容は以前にステディカムについて調べていたら、アメリカのサイトで自作した人の形状にそっくりで、どうやら、そのサイトにあったのは、この元の本を参考にして作ったのではないかと推測します。
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 今まで、三脚で言うと雲台にあたるカメラを三脚に固定する部分が、可動式になっていて、それで角度を一定に保つのだと勝手に思っていたのですが、このステディカムは完全に固定されていて、解説を読むと業務用のも同じみたいでした。しかし、ここでの制作費は14ドル!2千円もしないわけです。これは試してみない手はありません。

 このまま手順にしたがって製作すると、工作に慣れた人で45分で完成するそうで、素晴らしいのですが、オレが試してみたいカメラは底面がレンズの角度と水平じゃないので、このままだと見上げるような角度で固定されてしまいます。サンヨーのXactiの古い型のSDカードに記録するカメラです。なので、固定する部分がそれこそ三脚のように角度の調整ができないとダメではないか、オレが作るとしたら、三脚を1本つぶして上下に高さを調整する部分を抜き出して、それに棒を延長して取っ手と重りを取り付けたらいいのではないかと思いました。元から3千円くらいの三脚しか使ってないですし、古道具などなら千円くらいで入手できるんじゃないでしょうか。

 それだとちょっと億劫な金属加工もしないで済みそうだし、ひらせいで使えそうな材料を探してくればどうにかなりそうな気がします。とにかく、15万の出費が3千円か4千円で済んだら痛快じゃないですか。

 『宇宙人対ヤクザ』という企画では、夜の林がロケ地となるので夜間撮影の実験をしに行って来ました。そしたら本当に真っ暗で、カメラの機能を使って夜間撮影モードなどいろいろ試したのですが、使えそうな映像にはなりませんでした。車のライトが当たっているところはそれなりに映るのですが、直にライトが当たっている感じになります。『死霊のはらわた』みたいな感じで撮ろうと思っていたのですが、それには照明が相当必要で、それだと機材やスタッフがえらい掛かって、オレには手に負えません。

 先週のにいがた映画塾ではi-mediaという新潟の映画や映像製作の専門学校で照明についての講義でした。講師で映像作家のナシモトタオ先生は筋肉少女帯の『暴いておやりよドルバッキー』のPVを手がけられていらっしゃいました。そのナシモト先生がおっしゃるには「照明とは光を当てることではなく、光を自在に操る技術である」との事で、これまで面倒だから全く照明なんてやる気も起こらなかったオレには非常に参考になる講義でした。

 とにかく夜に林で撮影するには照明が必要なわけです。映画や撮影の現場で使われる機材はどう考えてもややこしく、なんとか懐中電灯みたいなのでどうにかならないかと調べていると、懐中電灯も奥が深く、また技術革新も進んでいていろいろなタイプのものがある事を発見しました。LEDライトとと呼ばれるタイプのものはえらい明るくまた、電池の持ちもいいようで値段も安いのでこれだ!と思いました。どんなものかも分からないものに大金を費やすわけに行かないので、ヤフオクで安値で買って実験してみようと入札したところ、うっかりしていたら軽く高値更新されて落札できませんでした。翌日、そんな結果を知ったら熱くなって、入札を乱発したら4件も同時に落札してしまったわけです。
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 充電式のえらく明るそうなのや、電池式のLEDが100個もあるもの、小さくてLEDが28個のものなどなど。

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 これに至っては電球タイプで、懐中電灯でもなんでもなく、よく見ずに入札して失敗。バカかオレは。送料がそれぞれ800円くらい掛かったので全部で8千円くらい使ってしまいました。それでも普通に店で買うより安いはず、そう信じたい。

・ライトマニア

 こうして急に懐中電灯持ちになってしまいました。懐中電灯だったら機材の運搬も楽で、設置もただ手に持って照らすだけですし、調整でトレーシングペーパーを当てたりするのも、非常に小さくて済みます。これでうまく行けば照明スタッフは一人か多くても二人で済むんじゃないでしょうか。ステディカムの自作も成功したら、1〜2分のちょっとした作品を作って出来次第では来年『宇宙人対ヤクザ』を撮影したいなと思った次第です。