古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

arieさんを最前で見た

 山形国際ムービーフェスティバル2007では入り口でずっとバラード調の歌が掛かっていて「あややちゃんの新曲はちょっと歌い方変えたんだ、ふーん」と思っていたんですが、それはあややじゃなくてarieさんの『僕は…。』という山形国際ムービーフェスティバル2007の公式テーマソングでした。

 この映画祭は、地元のテレビ局が完全にバックアップしていて女子アナが司会を務めるなど、すごく気合の入った豪華なイベントだったんですよ。映画館も昔のオペラかなんか上演しそうな風格を持ったすごく趣のある劇場で、ステージもとても広いです。新潟にも昔は東宝系の劇場がこんな感じでしたが、とっくになくなってしまいました。まだ建物はあるから存在はしているのかもしれません。
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 オレが行った日には調度そのarieさんのライブがありました。佐藤監督の話によるとarieさんは元Folderの人だそうでした。オレはFolderは『super girl』など他にも好きな曲がけっこうあったのでびっくりしました。当時、お菓子を配達しながら聴いていた記憶が蘇りました。

 わくわくしながら時間に劇場に入ると、中央最前は地元のヲタの皆さんが陣取っていました。ハロー系しか最近は見ていなかったですが、同じ匂いがあってなるほどと思いました。オレはステージに向かって右側の最前が空いていたのでそっちに座りました。
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 Folder時代のどの人だったのか全く分かりませんでしたが、arieさんすっかり大人っぽくなって、色っぽくて可愛かったです。沖縄出身なのに色白! 撮影や録音は禁止と全く言われてなかったので録画しようかすごく迷ったんですが、ヲタの皆さんが誰も何もやってなかったので遠慮しました。arieさんはMCで、出会いの大切さや感謝の気持ちを切々と語られて、オレもこんな山形でFolderの人に出会えるとは!と全く同感でした。右サイドとは言え最前ですからね、時折arieさんが目の前に来て歌ってくれるので、近い!ドキドキして汗だくになっちゃいました。どうやらarieさんはアーチストになって歌もお作りになっているようで、踊りは全然なかったです。感動的な胸に沁みるバラードが多く、一生懸命気持ちを込めて歌っていらっしゃいました。司会の女子アナが感動して泣いてました。

 終わると物販コーナーでarieさんがCDを売っていらっしゃったので、2枚買ってサインと握手を戴きました。オレがあんまりデレデレしているのを佐藤監督達がゲラゲラ笑ってました。
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 というわけで、本当に素晴らしい映画祭でした! また来年も行きたいし、受賞とかしなくてもいいから出品したいです。コンテストの優勝はなんと賞金1千万円なんですよ。次回制作費として1千万円なんですけど、すごいです。佐藤監督はこの映画祭の第一回優勝者で、でも当時はそんなに高額ではなかったみたいです。200万円って行ってたような気がします。

 当日、山形に行くに当たって、お土産などいろいろ準備したんですが、携帯を持っていくの忘れてひどく心もとなかったです。カーナビゲーションシステムがきちんと働いてくれたお陰で無事でした。お昼くらいに、上映作品があんまり好みでなかったので、途中で退場して暇だったので、佐藤監督に自宅にお土産を届けようと思い、雨が降る中駐車場に向かったのですが、一向に到着せず、あれ?通り過ぎたかなと引き返してもなくて、もっと遠くだったかなと更にもうちょっと遠くまで歩いて行ったら全くなくて、どうやら道を間違えていました。映画館の並びの駐車場で、方向を間違えていて、戻ってやり直したらすぐたどり着いたのですが、スブ濡れになってしまいました。映画を途中で退場したバチが当たったとしか思えません。車を出しては見たものの、時間も経っていて渋滞もしていて、どこに行くでもなくぐるっと回って元の駐車場に戻りました。全く何の意味もなかったです。

 帰り道、南陽あたりで眠くなってきて、朝早かったですからね、居眠り運転なんておっかないのでローソンでちょっと寝ました。もうガソリンスタンドもやっていない時間で、アイドリングしてガス欠なんてのも最悪だから、ダウンを羽織って寝ていたら1時間くらいして腿がすごく冷えて起きました。腿が冷たくて眠れないというのは辛いです。今度は毛布を積んでおこうと思いました。

 映画祭以外のオレの行動は散々だったんですが、でもやっぱりすごく楽しかったです。

 それから、12月2日のBook of Daysの上映イベントで『透視せよ!タケオ』が上映できそうです。30人くらいしか入れないので、興味のある方は是非とも早めにご予約していただけたらと思います。