古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

最近見た映画

 昨日映画『ジャンパー』を見て、散々予告を見たら、なんだか内容が全部分かったような気になっていて、どうせバカそうな映画だし、見なくてもいいかなと思っておりました。ところが、これがなかなかどうして、バカっぽい超能力映画でありながら、心の機微も丁寧に扱ったとても面白い映画でした。意外なほどしっかりしてました。

 今年に入って映画館で見た映画が大体全部面白く、これから先もまだまだ楽しみなのが目白押しです。

・最近見た映画

伝説巨神イデオン 発動編』(★★★★)
『ロッキーザファイナル』(★★)
『アメリカン・ギャングスター』(★★★★)
ロッキー3』(★)
『どんてん生活』(★★)
リアリズムの宿』(★★★)
『チェーン 連鎖呪殺』(★)
『ジャンパー』(★★★★)
『ヒトラーの贋札』(★★★★)
『スィーニートッド』(★★★)
『独立愚連隊西へ』(★)
『白昼の通り魔』(★★)
『サマリア』(★★★)
『ブラックスネークモーン』(★★★)
『陽炎座』(★★)
『バンテージポイント』(★★)

 『ブラックスネークモーン』は、セックスとバイオレンスの映画だと思ったら、説教と更正の映画で、つまらないわけではないけど、肩透かし感が大。『スィーニートッド』は最近のティムバートンでは一番面白かった。『リアリズムの宿』はつげ義春さんの原作を大胆に自分のものに描いたシナリオが見事で、あんな映画化は原作冥利に尽きるのではないでしょうか。『バンテージポイント』は全体的にゲームっぽいシナリオの心のなさを感じました。全然退屈じゃないんだけど、グッとくるポイントがなかった。