8月9月に見た映画
8月は順調に映画を見る本数を減らして17本と常識的な本数になってきたと安心していたら9月12日の骨折以降再び毎日1本ずつ映画を見る生活に戻ってしまいました。レンタルにも行けないのでHDDの映画が見る見る減っていくのは爽快で、今もかなりスカスカなんですが、だからと言ってこんな生活がいいわけがないのでどこか何かを契機にどうにかしたいと常々思っているのです。仕事はおろか本も読も雑誌もマンガもろくすっぽ読んでません。とにかくこのままじゃダメ!
○8月に見た映画 17本
『おそいひと』(★★★)
『ドラゴン危機一発』(★★★★)
『ブレードランナー』(★★★★★)
『ベストキッド』(★★★)
『ウルトラミラクルラブストーリー』(★★★)
『私の優しくない先輩』(★★★★★)
『コネクテッド』(★★★)
『ダイナマイトどんどん』(★★★)
『アウトランダー』(★★★)
『キャタピラー』(★★★)
『カラフル』(★★★)
『特攻野郎Aチーム』(眠)
『ある戦慄』(★★★)
『ディファイアンス』(★★★)
『天使の恍惚』(★★★)
『ドラゴンへの道』(★★★★)
『カラフル(実写版)』(★★★)
○9月に見た映画 22本
『ディフェンドー』(★★★★★)
『川の底からこんにちは』(★★★)
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(★★★)
『グッバイレーニン』(★★★★)
『ジョニーハンサム』(★★★)
『ザ・フィースト』(★★)
『サバイバルフィールド』(★★★)
『セルピコ』(★★★)
『さらば友よ』(★★)
『雨の訪問者』(★★)
『狼は天使の匂い』(★★★)
『悪人』(★★★)
『ビッグガン』(★★)
『バッドタイム』(★★★★)
『アイガー北壁』(★★★)
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(★★★)
『ヴィヨンの妻』(★★★★)
『ゾンビランド』(★★★★)
『OK牧場の決闘』(★★★)
『レイチェルの結婚』(★★★)
『クレイジーハート』(★★★)
『家族ゲーム』(★★★★★)
確かツイッターで奥浩哉先生がご推薦されていた『ディフェンドー』が大傑作で腰を抜かしました。『ナチュラルボーンキラーズ』でこれでもかってほどのタフガイを演じていたウディハレルソンが、『ダークナイト』の冒頭でわらわらと出ていたバットマンのコスプレをしていた一般人いたじゃないですか、ちょうどあんな感じで自らをディフェンドーと名乗って自警活動を行っていると、そんな役どころでした。そのディフェンドーが別に強くもなんともなくて、一般人3人に袋叩きにされたりするんですよ。それが軽いコメディでなくシリアスに描かれているので、とても切なく胸を打たれてしまいました。そんなウディハレルソンが『ゾンビランド』でまたかっこいいタフガイを演じていたのがまた感慨深かったです。とにかく『ディフェンドー』の素晴らしさを伝えるために、このブログがあると思っていただいてかまいません! オレの今年の映画ベストテンで、5位までには確実に入れますよ。ただ上位3作品『バッドルーテナント』『ヒーローショー』『私の優しくない先輩』があまりに強い。スクリーンで見れなかったのも、劇場未公開だから仕方ないとこですが、残念ポイントです。そして、内容が『キックアス』とほぼ被っているようで、『キックアス』はまだ見てないところも微妙に引っかかるところなんですよね。とにかく『ディフェンドー』が大傑作だったので今すぐお近くのビデオ1や蔦屋書店に行ってぜひともレンタルしてください!
7月にBS2で録画したフランス映画をまとめて見たらどれもこれも微妙な面白さで、すっかり疲れ果てました。アランドロンのイケメンぶりはすごいけどもう分かったよと言いたいです。内容は犯罪ものだったりアウトローだったり美女が出ているのもいいんだけどアクションやサスペンス場面に緊張感とか全然なくて、すぐ飽きてしまいます。当分フランス映画はいいし、フランス旅行もしなくていいや。
○8月9月に見た映画ベスト10
1位『ディフェンドー』
2位『ドラゴン危機一発』
3位『家族ゲーム』
4位『ゾンビランド』
5位『バッドタイム』
6位『グッバイレーニン』
7位『ドラゴンへの道』
8位『ヴィヨンの妻』
9位『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
10位『レイチェルの結婚』
『ブレードランナー』と『私の優しくない先輩』は殿堂入りで、除外しましたよ。
『ドラゴン危機一発』『ドラゴンへの道』は江戸木純さんの『世界ブルース・リー』宣言を読んでいたら、ずっと見返していなかったので、改めて見たくなった。すると、『ドラゴン危機一発』のブルース・リーが演じた純朴な田舎者の青年ぶりがあまりに面白くて、純朴すぎて殺人を犯してしまうけど、母に喧嘩は止められていたので悩むというキャラクターが素晴らしかったんですよ。物語と登場人物とアクションが見事に調和が取れていてブルースリー映画の中でも屈指の出来ではないかと思いました。もちろん異論はたくさんあると思いますよ。ブルースリーの役があまりにバカっぽくてかっこ悪くて嫌という人も多いと思うし、ブルースリーご本人も気に入らなかったんじゃないかな。
それに比べると『ドラゴンへの道』のブルースリーは、普通の世間知らずの武道家、だけどかっこいいという感じで役に面白味を感じなかったです。結末のチャック・ノリス戦はやはり屈指の名勝負であることは疑う余地がないですが、普通に考えて大した動機もないのにあんな殺しあうほど戦ったりしないですよ。
『危機一発』はその点、殺してしまうこともあるかなってくらいの純朴さや調子こきな人柄が見事に描かれていて素晴らしかったです。
この本、紙が硬くてずっと読んでいると手がすごく疲れるんですよ。それも江戸木純さんによるドラゴン魂を鍛錬しろというメッセージなのかも。
WOWOWで放送されていたクリスチャンベール主演の『バッドタイム』もすごい傑作でした。兵役を終えたクリスチャンベールが警官や国境警備隊の採用試験を目指しているんだけど、チンピラからカツアゲしたり、大麻をひったくったりと大変なチンピラぶりで、仲間と話して「採用試験はどうだい?」「明日尿検査だけだからばっちりだぜ」「お前さっき大麻吸っちゃったじゃねえか」「やべえ!」なんて感じなんですよ。クソみたいな人間のクソっぷりを容赦なく描いていて素晴らしかったです。レンタルにもなっているので、ぜひ皆さんご覧くださいな! 2006年くらいのでとっくにレンタルになっていたので、もうみんな見ているのかな。