古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

パソコンは自作をしました

 ポーラーサークル企画未知なる漫画家オムニバスという企画に誘っていただいて、HD動画編集の必要に迫られてパソコンを買うところから始めなくてはならなかったのですが、BTOでメモリ積んだり、起動ドライブをSSDに変更するなどすると軽く12万円くらい掛かる計算だった。ところが家にはHDDなど余っているパーツがあってケースもあった。自作をした場合で計算してみるとなんと8万円くらいで済むようではないか。

 

 しかも、CPUがcorei7 3770と3770kでBTOでは5千円くらい差があるのに、パートだと2千円しか違わないんですよ。HDDをSSDにするのに1万円値上がりするのに、買えば7千円くらいでした。メモリも32G分買っても1万4千円ですよ! 光学ドライブもどんどん値下がりしていて今や2千円で、びっくりした。ブルーレイにしても6千円で買えてしまう。今回はあまりの安さに目がくらんでうっかりDVDドライブをアマゾンのカートに入れてしまったんですが、ブルーレイもありでしたね!

Intel CPU Core i7 3770K 3.5GHz 8M LGA1155 Ivy Bridge BX80637I73770K【BOX】

Intel CPU Core i7 3770K 3.5GHz 8M LGA1155 Ivy Bridge BX80637I73770K【BOX】

 

 ケースがうちには前に買ったドスパラのマイクロATX用のがあったのでそれを使ったらいいかなと思っていたんですけど、電源のサイズが相当小さいのでないと入らなそうだったので、ケースは正月セールでドスパラで展示品とは言えなんでこんなに安いのか意味が分からないけど1450円で売っていたのを買いました。電源は2千円くらいのがあったのでそれでいいかなと思ったんだけど、450Wで500Wは欲しいなと考えて店員に相談したら「そんな安物は1年くらいで交換の覚悟で買うべきだ」と言われビビッて玄人志向の600Wのにしました。それでも3900円くらいでした。電源とケース以外はアマゾンで買いました。パーツをアマゾンで買うなんてなんかあったら交換とか大丈夫かよと思ったけど、こういうのは一か八かの勝負を掛ける局面じゃないですか。

玄人志向 ATX 電源 Lシリーズ 600W KRPW-L4-600W

玄人志向 ATX 電源 Lシリーズ 600W KRPW-L4-600W

 

 

 特にケチったのがマザーボードで5千円のにしました。最重要パーツがそんな安物で大丈夫かな! そうは言っても信頼のブランドasus、一回組んでしまえば今やHDDの大容量化のせいでHDDを増設するなんてことも全くなくなってしまいました。またPCIスロットも過去の経験で1個しか使わないのが分かっております。メモリのスロットが4つあれば充分です。

 

ASUSTek Intel Socket 1155 DDR3メモリ対応 M-ATXマザーボード P8B75-M

ASUSTek Intel Socket 1155 DDR3メモリ対応 M-ATXマザーボード P8B75-M

 

 OSはうちで使っていなかったwindows7にこの前あんまり安くてうっかり発注した、8proのアップグレード用のを使いました。5千円。

 

 USB3.0を刺す穴もあるフロントパネル用のカードリーダーはパソコン工房で3千円でした。HDDは2Tのをレグザの録画用に使っていたのが、相性が悪いのか認識しなくなってにっちもさっちもいかなかったので、それをフォーマットして使うことにした。そういうわけで恐る恐る組んでみたんですが、動作自体は大変快調です。OSとアプリケーションのインストールが爆速! なんとbios画面でマウスが使える!

 

 ただ、windows8が全然慣れなくてなんだよ、このタッチパネル用か何かわからないけどデスクトップで使いづらい画面!いちいちパスワード長いの入れないといけないし、シャットダウンがいつもどこにあるのか迷うし、非常に不便ですね。

 

 そして問題のHD動画編集ですが、アドビのクリエイティブ・スートCS4なんですよね。現行がCS6なので2世代前ので、これがどうやら64bitに対応していないらしくて、でもいろいろググってみたところ、アップデートしてバージョン2になると使いやすくなるというのでやってみました。すると、格段にスムーズに動くようになりました。

 

 

ELSA ワークステーション向けグラフィックボード NVIDIA Quadro 600 EQ600-1GER

ELSA ワークステーション向けグラフィックボード NVIDIA Quadro 600 EQ600-1GER

 

 クアドロというHD動画編集に長じていると言われているグラボをわざわざ2万円近い値段のを買ったんですが、もっと高いのじゃないとあんまり意味がないなんて意見も聞きました。高いのって40万とかするやつ?買えねーよ。

 

 クアドロがどのくらい頑張ってくれているのか不明ですが、HD動画編集はどうにか、いくらかまだ重いですが、core2duoのパソコンに比べれば遥かに早くレンダリングエンコードができるようになりました。

 

 今回こそ本当にアフターエフェクツを使わないわけにはいかなかったので、じっくり腰を据えて一日掛かりでやってみました。これまで何度も取り組むたびに挫折して、7千円もするマニュアルも買ってもダメでした。今回こそとやってみたんですが、その7千円もしたマニュアルはバージョンが6.5用で、今はCS4だから、4世代前のマニュアルなのかな?ちょいちょい不明箇所があってその度にググりながらなんとかやっているうちに仕組みがちょっとずつ分かってきました。とにかく7千円のマニュアルなのでバージョンが古いからと言っても解説が丁寧でした。ブロック塀のブロックくらいの大きさですよ。

 

 クアドロが安くなったら買い換えてみたい気はするけど、パソコン自体は今後10年は持つんじゃないかな。XPの歴史が12年でも現役なのも脅威的じゃないですか。8proのXP対応のHyper-Vもそのうち試してみたいんですが、今回のグラボがD-subのコネクターがないので、業務用のモニタがつながらないんですよね。

 

 準備は整った!HDのささやか映画をどんどん作るぞ! HDでささやかっていうのも矛盾を感じるけど! そして、何本か撮って元が取れたと思ったらCSを買いなおしたいですね。