古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

映画『死んだ目をした少年』2月21日公開

 今年に入ってから岡田斗司夫さんの事件に夢中で仕事や家庭の用事がおざなりになっていて、妻にも小言を言われるようになっているんですが、本当に釣りがシーズンオフでよかった。それどころじゃなかったんです。今週の土曜日、つまり明日ですが、オレが10年前くらいに描いた漫画『死んだ目をした少年』の映画がテアトル新宿でレイトショーで公開されます。

 

 


映画『死んだ目をした少年』公式サイト

 


テアトル新宿 | テアトルシネマグループ

 確か、前売り券は千円で発売していたとお聞きしたような気がするのですが、うろ覚えで、違っていたら済みません!でも本日中なのかな。

 

 

 この映画をサンプルで見させていただいているんですが、これがかなりの傑作なのではないでしょうか。原作がオレが描いているという立場で、冷静な判断ができるのか?という意見もあるとは思います。でも9人くらいいる主要な登場人物がみんな心の機微を丁寧に描かれていて、全員が全員楽しくない生活を送っている感じが伝わります。話を知っていても見ていて、心がギューッとなりました。去年まですごく虚しい生活を送っていて若いころを回想しては80年代か90年代に戻りたいなんて気持ちに陥っていましたが、絶対に中学時代には戻りたくないと確信しました。

 

 オレは今年は岡田斗司夫さんの情報漁りで映画を見る本数が激減しているんですが、ここ数年は一日1本見るペースで年間300本くらい見ていて、そんなオレが言うので多分大丈夫だと思います。

 

 そんな映画公開に伴って、アックスではそれこそ『チェリーボーイズ』の最終回以来14年ぶりで特集をしていただいております! 加納隼監督との対談、川崎タカオさんや、長尾謙一郎さん、うえむらさん、アヅマイツキさん、STUDYさん、弟子の宮川さとしくんがイラストを描いてくださっております!どうもありがとうございます!

 

アックス Vol.103

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 映画秘宝でも原作者本人でありながらレビューを書かせていただいております!

 

映画秘宝 2015年 04 月号 [雑誌]

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  2月8日に新宿ネイキッドロフトで事前イベントがあって、加納隼監督、紗都希さん、映画評論家の松崎健夫さんと一緒に出演させていただきました。オレはほぼ全部の話題を岡田斗司夫さんで埋めてしまうというか、それしか頭が回らない岡田中毒に陥っていて、非常によくなかったです。

 

 

 そんな岡田斗司夫中毒のオレが言うのも、判断力に疑問がありますが、本当に面白くて、心にグッとくる映画だったんですよね。加納監督はイケメンでありながら、素晴らしい才能の持ち主です。もうちょっと不細工じゃないと信用されないんじゃないかと心配になります。でも不細工な太ったおじさんの岡田斗司夫さんも平気で過去の彼女との約束を破るとネットで宣言するほど、信用のおけない人物なので関係ないかもしれません。

 

 オレが原作とは関係なくても、ぜひご覧いただきたい映画です。

 

 そうは言っても原作漫画がリニューアルで発売されております。気合を入れてあとがきを書いてますよ! 枡野浩一あとがきが文学で賞を受賞したオレの最新あとがきです。

 

死んだ目をした少年

死んだ目をした少年

 

 

大きい判型は旧版

死んだ目をした少年

死んだ目をした少年

 

 

  初日の舞台挨拶に参加させていただきます!見に来てね!