古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

そのうちやってみたいこと

 『1985』という人妻エロマンガを『マガジン・バン』という雑誌で描かせていただいています。編集長の注文が80年代を舞台で34歳の人妻を描いて欲しいという厳しいハードルで、出来がいいのか悪いのか分かりませんがどうにか続いています。

 それで、資料で80年代に売られていたシャープのビデオカメラをヤフオクで買ってみました。1000円でした。しかし当時は30万を越える定価で販売されていて、届いてみると年代の割りにかなりきれいで、またカメラがかっこよくておどろきました。カメラ本体と別に肩掛けカバンみたいなのがあって、それが記録と電源のユニットになってます。それとまた別で電源とバッテリー充電のユニットもあるという大変邪魔臭い機械なわけです。記録はVHS-Cです。
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 外で撮影する際には、充電したバッテリーを電源記録ユニットに入れて、それを肩から下げてカメラにつなぐというわけです。

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 20年前で30万と言えば大変な額ですよ。当時としては車一台買えるくらいの額です。嘘ですけど。レンズもでかいし、ズームも手動で高級感あふれております。このようにマイクも伸び縮みします。これをなんとか現代仕様に再生できないものかと、ふと思いました。

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 左が録画と電源のユニットで、右が電源とバッテリーのユニットです。

 電源と記録ユニットが非常に問題です。アホみたいにでかいし、VHS-Cなのでレインボーノイズも出ますし、そもそも画質も悪いはずです。この問題を解消すれば、画素数はすくなくとも素朴で味わい深い映像が撮れそうな気がします。

 電源をなんとか電池で稼動するようにして、記録をSDメモリーカードでmpeg4などで記録できるようなシステムをポケットラジオくらいの大きさのユニットで作れたらいいんじゃないでしょうか。

 カメラと電源記録ユニットに接続するケーブルを見ると、9本の針金が出てます。2本は電源の+-で、2本はマイクの+-、録画のオンオフの信号で2本でしょうか、残りの3本が映像ですかね。電源記録ユニットを分解すれば分かるのかな。ラジオライフの知識を活用すればなんとかなりそうな気がするんですよね。
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