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古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

やっぱり足が痛かった

 かれこれ骨折して10日以上経過して、当初はあんまり痛いのなんてないなと高を括っていましたが、それは痛み止めが効いているだけでした。始めの数日処方されていてそれを飲んでいたお陰で痛みを感じずに済んでいただけで、特に寝起きでずっと動かさずにいて急に動かすと、いたい〜と半べそです。起きてちょっとなにかしているとそんなに痛くなくなるので、今日は痛いから運動を休もう、明日は絶対しよう、なんて判断を寝起きでしていたのが間違いでした。

 そういうわけでは足の骨折なんか余裕だぜ、オレは運動して驚異的な回復を目指すんだなどと息巻いておりましたが、やっぱり痛いは痛いし、若ければともかく加齢による回復力の衰えもあるだろうし、アスリートでもないんだし、無理に決まってるんですよ。逆に大怪我すると悪いので大人しくしている方針にしました。

 今週は、どうしてもTジョイ万代で見たい映画があって、ところがあの映画館は新潟で一番バリアフリーじゃない映画館なんですよ。駐車場がまず遠くて別館で、ドアが開き戸で、渡り廊下があって、しかもそれが雨で濡れていて、階段がやたとあって、トイレに手すりがないなどなど難所が多数でした。車椅子用のスペースが各スクリーンにあるから、よく調べればエレベーターや障害者用のトイレがあったのかな? とにかく友達に付き添ってもらって、非常に大助かりでした。南くん本当にありがとう。

 そんなTジョイでは『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』と『アイガー北壁』を見たのですが、新潟では随分遅れての上映で、Tジョイさん、いろいろ文句を書いてしまって恐縮ですが、上映してくれるだけでも凄くありがたい。感謝しております。どっちも面白かった。特に『アイガー北壁』は雪山登山の話で、途中で山から滑り落ちて岩の裂け目に足を引っ掛けたと思ったら、ボキっと足が折れて「ギャアアア!」と叫んで身動きが取れなくなって、下に下ろそうとしているうちに猛吹雪が来て、どうにもならなくてそのまま死んでしまい人がいて、本当にゾッとしました。オレは雪山じゃなくてよかった。すぐに病院に行けて検査して包帯巻いてもらって家にも帰れて本当によかった。

 買い物がやっぱりハードルが高いんですよ。車椅子なら商品を膝に載せてレジに持っていけるじゃないですか。でも松葉杖だと杖を中指と薬指と小指で抑えて商品を親指と人差し指で挟むというやり方をしないと持てないです。まさか、肩掛けカバンに入れてレジに持って行って出したら万引きだと思われてしまうんですよ。事情を言えば分かってくれると思うけど、怪我人だから万引きが許されると思ったら大間違いだぞなんて説教されたらたまったもんじゃないので、それはあんまりやりたくないんですよ。杖を使わなくてもゾンビくらいには歩けるので、パソコン工房ではそうやって歩いたけど、何かいい方法があったらいいなと思います。肩掛けの透明袋を持って「万引きじゃありませんよ!これからレジでお金払います!」と言いながら歩くとかね。それもみっともないなあ。なので、当分杖がいらなくなるまでアマゾンが一番かな。

 ヒューレット・パッカードワコムと共同開発したタブレットPCを2年前くらいに買って、ヤフオクで安値で買ったんですが、それにこれまた買って一回使って難しかったので根を上げたまま放置のコミックスタジオをインストールしてなんとか机でなくとも作画ができる環境を整えたいんですよ。それにはまず、タブレットPCにパンパンに詰まっている自主映画のデータを外付けHDDに移動させて削除してデータ領域を増やさないといけないとのことで、パソコン工房に行って2TのHDDを買って来ました。今時2TのHDDが9千円台で買えるんですよ! 本当は1.5Tで6千円台のがあったからそれでもいいかなと思ったんですが、そっちはOSがXPだと動作が安定しないとの事で、XPで使う予定もそんなになかったんだけど、でもまあ怪我している時くらいケチケチするもんじゃないかなと思ってでかい方にしてやりました。データを移動させたらほんの30Gくらいだったので元々のタブレットPCのHDDが大した事なかったんですね。

 果たしてこれでコミックスタジオ童貞を卒業できるのか、真価が問われます。童貞じゃないんですが、前回初めて使ったときは四コママンガ一本で8時間掛かりましたからね、それではまったく仕事にならないわけですよ。この骨折を機に劇的に仕事の環境が変わってしまうかもしれないのです。でもそれだったら、まだちょっと高いけどタブレットモニターを買って、仕事できるようにした方がもっといいような気もするんだけど、結果的に使えなかった場合大損する事になるので慎重にしたいです。