読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

自主映画10年目

 2003年から活動を始めた自主映画歴が10年目になっております。そんな節目となる年のためか、『よるひる映研傑作選DVDブック』を発売させていただいたり、『ポーラーサークル〜未知なる生物オムニバス』というタイム涼介さんが参加している短編映画の作品上映会の、タイムさんのコーナーでオレの『ゾンビはBARにいる』というささやか映画を、枡野浩一さんの作品、羽生生純さんの作品と一緒に上映していただきました。これは本格スクリーンデビューじゃないですか!! タイムさん、ポーラーサークルの蔭山周さんどうもありがとうございました!! 新潟のシネウインドの誰でもお金を払えば上映させてくれる新潟インディームービーフェスティバルでは上映されたことあるんですが、お金払ってるし誰でも上映されるから、それではデビューにカウントするのはどうかと思うんですよね。

 さてそんな10年目の折、アップリンクで過去の短編映画とささやか映画から出来のいいのを抜粋して特集上映をしていただくことになりました! 解説ゲストは花くまゆうさくさん、歌のゲストはジョニー大蔵大臣さん(水中、それは苦しい)です。

古泉智浩監督レトロスペクティブとたのしいトークショーと歌』
■日時:7月13日(金) 18:00開場 18:30開演
■料金:予約¥1,800 当日¥2,000

 花くまさんには、最初の短編よりずっとご覧頂いており、ささやか映画『目回し相撲』にもご出演いただき、言わばオレの自主映画の生き証人でもあります。ジョニー大蔵大臣さんは最新ささやか映画『桜の森の満開のジョニー』にご出演していただき、見事な即興演奏を披露してくださっております。

 かなりのボリュームで上映しますのでぜひぜひご来場くださいね!ご予約うけたまっております。

アップリンクHP


Photo_2
※上映作品は変更になる場合があります。

 自主映画を始めた当初は、自主映画ごっこをしている連中に非常に腹が立ち、その人らの言い分が「映画は一人じゃできない」で、それでそんな規模でもないのにやたら分業で、タダで若者をこきつかってつまらない仕事に従事させていてなんだか現代の奴隷制度みたいでとても嫌でした。カメラのテクノロジーも上がっている事だし、監督がカメラを回してやればいいじゃないかと思って、現場は監督はオレであとは役者だけ、なんだったら役者もオレがやって必要最小限の人手でやろうと意地になっていました。 映画ごっこの連中は用事も大してないのに人を集めるのが大好きだったんですよ。

 そうして作った作品はコンテストなどで全く通用せずに終わり、誰が顧みることもなかったため、自分でマンガに描き直したりしておりましたが、こうして上映イベントを開催していただける事になり感無量です。今では映画は一人では作れないこともないけど、人手は重要だと痛感しております。『ゾンビの森』は自費本で、『巨大戦闘メカ・ガロハロ』は単行本『これが未来だぜ!』に収録されております。

 そんな思想を元にして、人でも時間もささやかな、ささやか映画活動にだんだんシフトしていきました。映画を作りたくて参加した人が、作品をつくれないまま終わるのがとても我慢できなくて、しかしだからと言って誰もが立派な規模のものを作れるわけではありません。実力も伴っていないのに、大規模撮影してつまらない作品を作られても全員不幸です。なので、小さな作品を作って練習しましょうという意図もあります。規模の小ささを武器にする方法も模索しております。そんなささやか映画は現在29本あって、既に撮影済みのものも更に2本あります。編集しないと!

 『よるひる映研傑作選DVDブック』は傑作という評判も非常に多いですよ!秋には東京藝術大学の学園祭での上映会も予定しております。

 しかしこれまでの自主映画かつどうですが、カメラがまずフルオートで撮影している作品は自主映画界ではドキュメンタリー以外では評価の対象になりません。超バカにされます。オレは未だにマニュアル撮影の意味があんまり分からないので、撮影の上手な人にお願いするべきだと思います。録音はガンマイクを取り付けてなんとなく向けているだけで、内臓マイクよりはるかにきれいに音が録れます。でも録音係もいて、マニュアル録音もやれればやった方がいいと思います。そうすると監督は監督業に集中できます。雑用をしてもらうために助監督もいた方がいいと思います。

 よるひる映研活動のお陰で、数々のギャグマンガ家が異常に演技が上手で、彼らの実力を天下に知らしめるためにも今年はちょっとした短編映画か、もしくは中篇映画をきちんとマニュアル撮影で作ってみたいと考えております。撮影は山形の佐藤浩一監督にお願いしてやってみたいです。ピョコタン見ル野栄司さん、中邑みつのりさん、押切蓮介さんなどなど尋常じゃないんですよ。映画業界の皆さん、要チェックですよ! オレもまともに映画界からの評価の対象になる作品を作りたいんです!

 今回はオレの監督作品の特集上映ですが、オレのマンガ原作の自主映画『透視せよ!タケオ』(佐藤広一監督)や脚本を書いた『めまい』(吉原悠博監督)などなどそんな上映会もいずれ何かの機会でやらせていただきたいです。

 オレの撮影やパソコンがどんどん古くなって、メインのカメラは未だにDVテープですし、HD動画の編集にはまるでパワー不足のPCなので時代に取り残されつつあるのも問題で、しかしマンガもさっぱり売れてないため先立つものもないんです。パソコンやHDカメラなんてそんなに高くないんだけど、これまで何の実績もないのに機材に投資するのも大間違いな感じもします。そうは言ってもワークショップを主催する立場としてこれでいいのかという思いもあります。マンガの連載で一儲けするか、自主映画でどうにかしたら機材も一新してみたいなー。というかそれ以前に、タイムさんのHD動画を固まらずに上映できるいいノートPCを買わないといけないんでした。

 そんな状況のオレの自主映画活動ですが、大阪でも難波映画研究所というささやか映画のワークショップも開催しておりまして、マンガ家の尾上龍太郎さんもご参加いただき、最初に作った作品がかなりの傑作! 尾上さんの作品も見れる上映会があります。

古泉智浩の難波映画研究所 第三期生上映会』
2012年8月10日(金)
OPEN 18:30 START 19:30
AD ¥1500 DOOR ¥2000 共にd別

古泉智浩率いる難波映画研究所三期生上映会!「トーシロだけど映画を愛する気持ちは誰にも負けない!」そんな映画バカ達の情熱溢れるショートムービーを多数上映。古泉所長の作品の上映もあります!コメンテーターとして映画監督の西尾孔志さんが登場!映画好きもマンガ好きもみんな集まれ!(エロ満賀道雄さんのツイートより)

 こちらもよろしくお願いします。