古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

2月に読んだ本

 コロナウィルスのせいで3月に予定していた新潟ハーフマラソンが中止となって、去年の秋以来、連続中止。4月の佐渡朱鷺マラソンも中止だったら3連続で、さっさと中止を決定してお金を返してほしい。怖くて締め切りギリギリまで申し込みができない。とはいえ、コロナではないと思うのだけど、子どもの咳を顔面に浴びたり、咳を直で吸い込んだりしていたらうつってしまって、2週間近くランニングができなくかった。咳が出始めた直後に走ったら、すっごく悪化して本当にバカだったと後悔した。熱がなかったら運動をした方がむしろいいみたいな話を何かで読んだか聞いたかして実践したら悪化した。それで、中13日で走りに行ったら相当落ちているんだろうなと思ったら休む前と大差なく、そもそも心配するほど大して速くもなかった。シリアスランナー気取りだったことが恥ずかしい。

 

 宮城県塩釜市で島田虎之助さんと作品展とトークイベントがありました。それに際して大評判の『ロボサピエンス前史』を読んだ。素晴らしい作品で、オレなんか漫画家として完全に終わりに向かっているつもりだったのだけど、島田さんはずっと年上なのにピークを更新し続けていることに衝撃を受け、襟を正さねばならないと思いました。塩釜の皆さんも素晴らしい人たちで、町も素敵でした。

 

 帰りに山形に寄って佐藤広一監督を食事に誘うと、おいしいおそばをごちそうになってしまう。ずっと年下の人におごってもらって、その上お母さんが自作していた熟成黒にんにくもいただいた。熟成黒にんにくは市場では一玉700円くらいもするのに3玉もいただいて、作り方も教わった。炊飯器の保温機能で簡単に作れるそうで、やってみることにした。炊飯器を中古で買おうとしたらオフハウスなどでは4~5千円するちゃんとしたいいのしかなくて、ヤフオクやメルカリで探すと500円くらいのがあるにはあるのだけど、送料が千円以上掛かる。本体より高いことに非常に抵抗を感じて、結局3800円くらいの新品を買った。にんにくのにおいがきついので、ご飯を炊けなくなるらしいので、そんな用途に新品を使うことにも心苦しいのだけど、7玉くらい作れば元は取れるので、大量生産して人にあげたりして有効活用したいと思って作り始めた。すると、物干しでやっているのだけどけっこうな匂いが出て家族に嫌がられている。完成まで10日から2週間、保温し続けなくてならなくて、物干しはサッシの窓があって、密閉状態で、ちょっと開けて換気をしているのだけど追いつかない匂いが出ている。雨が降ったら締めなければならない。庭に何か雨風をしのげる百葉箱みたいな設備を用意しなければならないかもしれない。サイズで言えばちょっと大きめの鳥の巣箱みたいな、そういうやつ。でもまあ、完成が楽しみでしかたがない。

 

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