古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

近況など

 だらだらしているようで、と言うかだらだらしているせいで、バタバタしてました。準備を怠りなくやっていればこんなふうに慌てなくて済むのであって、だらだらしている時間をもうちょっと有効に使うべきなんでしょうね。つまんない前置きはさておき、忙しさの大部分は自主映画で、要は趣味で忙しかっただけなので、全く胸を張って多忙ぶりを主張できる状況ではありません。

 おかげさまで好評だそうで、編集長さんが気に入ってそうおっしゃって下さっているだけなのか『マガジン・バン』の連載が隔月から毎月になりました。『パスマガジン』に加えて月刊連載2本! その反対にひっそりと連載が終了の予定であった『ホイップ』がなぜか終了中止となり、また今月も依頼を頂戴いたしました。ありがとうございます!

 2月くらいからずっとやっている長編のネームがだらだらと長くなり、全部で20本くらいになりそうで、今16本描いてます。7月は忙しくて1本しか進まなかった。何とか8月中に終わりたいです。これが原稿料がもらえる仕事にならないと今年は、ほとんど何も仕事していないに等しい状況になります。その証拠に『深夜のバカ力』のMDが2月で止まったままです。

 自主映画の準備とその前から散らかっていたせいで、部屋が大変な汚さです。震度6クラスの荒れようです。

 先月の事ですが、アックスの次号の特集で花くま先生と対談させていただきました。マンガ家が映画を撮る事についての特集で、オレは伊達に何本か撮ってますが、全部自主映画で出演しているのはニートや童貞やフリーターばかりの、本当に趣味としか言いようのないものばかりです。去年山形の自主映画イベントで上映させていただいた際も、「うるさい」「わけがわからない」「見ていて不快」など散々な評価でした。趣味でやってんのに小さくまとまってたまるか、みたいな気持ちもなくはないですが、ちょっとしゅんとしました。なので、予算がついて製作されて、当然相当な面白さで、劇場で公開される花くま先生の映画と同列に扱っていただくなんて本当に飛んでもない事です。でも、せっかくなので図々しく語らせていただきました。8月末発売のアックスです。

・花くま先生の映画はこちら『そんな無茶な』(佐藤佐吉プロデュース)