古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

本当に頭に来る

 うちの給湯システムの頭の悪さには本当に頭に来ます。これ一台あれば、お風呂も洗面台も洗い物も全部OKですよという貧乏臭い発送で取り付けられたと思うんだけど、それがどこかの壁に埋まって作動しているんだけど、多分そこから配水の距離が長いか、機械の動作が遅いかでお湯を出そうとしても全然出ない。冷水が延々出続けて、冷たい水でひーひー言いながら石鹸を流し終わろうとしている頃にようやくちょっぴりぬるい水が出るってわけですよ。なんだこりゃ。

 マンガ描くときは、紙に油がつくじゃないですか、他の先生はどうしているか分からないですが、オレは手の油が紙についてインクを弾く心配をしていて、今やベタもパソコンなのでそんなに神経質になる必要もないような気もしますが、すっかり習慣で、紙原稿に向かうに際しては顔と手を洗います。原稿やっている時は一日にそれこそ何度も洗って冬場はその度に情けない気分を味わう事になるわけです。クソな給湯システムのせいで。

 ガスの瞬間湯沸かし器の方が何十倍も優れていて、多分洗面台と台所に別々に取り付けても料金はむしろ安いくらいじゃないですか、一箇所から給湯するより。それにね、2秒くらいでお湯出るでしょ。あんまり寒いときはお湯が出るのを待ってますが、お湯になるまでに一体どれだけの水を、クソ給湯システムのせいで無駄に流すかって事ですよ。時間ももったいないし、環境破壊!

 それから、うちの最近使っている薬缶。蓋の取っ手みたいな、玉あるじゃないですか。それが、鉄のせいで、熱くて大拭きか何かで抑えないと上手い事、お湯を注げないです。なんで鉄だ!? これが新世紀で8年も経った技術立国だか大国での生活と言っていいのですか。20世紀の方がまだマシだった。