古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

サムライジャパン

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 いよいよWBCはアメリカでの決戦を迎えて、いきなりキューバ戦ですからね、今から緊張が漲ります。前回の大会は国内での大会は全く注目していなくて、外国の試合は変な時間に放送があるじゃないですか、それで見ていたらあまりに面白く、変な審判のインチキな判定にも頭に来て、とても盛り上がりました。それで優勝だったじゃないですか。決勝戦は録画しましたもんね。全く見返しておりませんが。

 ところで、このサムライジャパンの、武士がバットを持っているシルエットの画像、とてもかっこいいのですが、あんまり野球をしそうにない感じがするんですよね。どちらかちいうと、討ち入りか通り魔をしそうな物騒な雰囲気がむしろいいじゃないですか。昔ニューヨークを舞台にした、若者のチーム同士の大喧嘩を描いた『ウォリアーズ』というとても面白い映画がありました。それぞれチームカラーがあって、野球好きの連中はスタジャンで武器がバットだったり、暴走族的なチームは皮ジャンだったりとで、それだけで相当なワクワク感がありました。ウォルターヒル監督作品です。サムライジャパンもそんなチームの一つで出演していても馴染みがよさそうです。なにかと日本人は外国になめられるから、そのくらいの方がいいですよ。

 メジャーに行ってからですか、イチロー選手が偉いカリスマ的な存在になっていて、あれ?って思います。イチローってオリックスで振り子打法で、イチローファッションでDJ hondaの帽子で「はい!」なんて感じで礼儀正しい後輩的なイメージがあるのですが、もはやオレだけですか。やたら気難しくなっちゃって、インタビュアーがおかしな質問したら面倒臭い理屈を延々拝聴しないといけない雰囲気じゃないですか。いつの間に? それはもちろん素晴らしい結果を出していて、自分に厳しい人は人にも厳しいのはごくごく普通のことです。でもオレはどんなに立派になってもAV好きを公言し下ネタを忘れない松井選手が好きです。これからイチロー選手のホームともいえるアメリカでの大会が始まるわけなので大活躍を期待しましょう。