ポーラーサークル未知なる漫画家オムニバス
よるのひるね映画研究会という自主映画の特にショートムービーを作る会を催しております。漫画家を中心に出版業に携わる人を対象にしていて、そういうことしないと漫画家どうし一緒に遊ぶ機会もあまりないじゃないですか。特にオレなんか普段お酒もあまり飲まなくて、本当に用事がないとあまり人にも会わないんですよ。寂しい人間です。なので、用事を積極的に作って人と何か遊んだりしたいなという意図もあります。用事は大事ですよ。用事を片付ける事ができるし、それを機会に人と仲良くできます。人とかかわる仕事をしていればそんなこと意識する必要もないですが、勝手にできる業務に携わっているとどんどん孤独になっていくんですよね。
だからというには飛躍がありますぎますが、映画作りに興味のある漫画家さんと半年に一度のペースでよるひる映研を開催してショートムービーを1開催で2作品ずつ各自作っております。一人年4本、オレは他にも日本海わくわく映像もあるので、もっと作ってます。
さて、そんな活動から、去年タイム涼介さんが劇場映画に進出しました。『ポーラーサークル未知なる生物オムニバス』という企画上映で、タイムさんの『実験失敗家族』という作品が渋谷のオーディトリウムやゆうばり映画祭で上映されました。
そんなタイムさんの活躍により我々よるひる映研で羽生生純さん、枡野浩一さん、オレも参加させていただいて今年は『ポーラーサークル未知なる漫画家オムニバス』という企画で12月7日よりオーディトリウム渋谷でレイトショー上映があります。4作品のSF映画オムニバスです。
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よるひる映研では作品時間が5分以内ので作品規定で、30分とか1時間の持ち時間で作っております。ポーラーサークルは持ち時間とか特になくて、作品時間は10分~20分とのことで、オレは『O星人来襲』という作品を12分で作りました。ところがみんな全然時間守らない。守ってるのオレだけで、みんな20分以上、タイムさんに至っては40分! オレだけしょぼいじゃないか。それだけみんな気合が入っているんですよ。
オレも自主映画を始めて10年で、初めてカメラを蔭山周さんにお願いしました。しょぼい自主映画でスタッフを偉そうに使う監督なんかクソだと思って、頑として監督兼カメラでやってきましたが、そこそこのものを作ろうと思ったらそれでは無理でした。最近、オレもデジタル1眼を導入したら、フルオートで撮った映像がしょぼく感じられるようになってしまいました。作品のクオリティが低いのは演者さんにも失礼に当たるのではないかと考えも変化してきました。カメラもタイムさんの私物をお借りして映画館で上映できる画質になっていると思います。
ぜひ見に来てね!