古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

車が欲しい5

 前回の車についての記事が2013年の8月で、2年近くの歳月が流れております。一体なぜこれほどの時間が経過したのか、車に対する興味を失ってしまったのか、そう見えるかもしれないですが実はとっくに車を買っていたからであります。その後新しく発売されたり、発売が発表されたMT車に非常にワクワクさせられております。

 

 10年落ちの日産マーチMT車を30万円で買いました。2013年の10月に買って、印象などをレポートしようかなと思いつつ自慢みたいで恥ずかしいしどうしたものかと迷っているうちにこんなに時間が経ってしまいました。一つ前の型のマーチで、現行車にはMTが、NISMOというスポーツ仕様車みたいなバカ高いグレードにしかありません。

 

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 その前後に妻がモニターに当たって日産リーフも1か月間乗ったりしていました。トピックがありすぎて逆に書きづらいみたいな! リーフは日産が威信をかけて世に出した電気自動車なので、実に品質が高い感じがしました。加速がすごくて、安定感があって、エンジン音もフイイーーーンみたいな、加速している感じがしない。シートやハンドルがポカポカする機能までありました。ただ、自宅で夜中に充電しようとすると、エアコンを着けてブレーカーが落ちるなど不便があって、イオンや日産、役場などに充電に出かける毎日でした。フル充電じゃないのかもしれないけど、急速充電で120キロくらいしか走らず、施設から帰って来るだけでともすれば20キロ減っている。役場で充電しようとすると、職員がやり方が分からず困り果てさせてしまうこともありました。まだ時代が追いついていない感じでした。夜中充電したり、太陽光発電と組み合わせたりして、遠出しなければ充分楽しく乗れます。

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 それで、10年落ちのマーチですが、前の所有者がおじいさんでほとんど乗っていなかったそうで、6000キロしか走っていないほぼデッドストック状態でした。今後安物のMT車を乗り換えるのを趣味にしようと思っていたのに、このような状態のよさでは10年くらい乗らないともったいない感じです。そういうわけで、うちに来てかれこれ1万2千キロくらい走りました。車自体は現行車よりも街で見かける機会が多く、バイパスでよく前後に並んだり並走したりすることがあるほどです。同じ薄黄色のもサイゼリヤの駐車場などで見かけてわざと隣に並べたりします。MTはオレくらいですが!

 

 走りが面白いかどうかと言えば別に面白くもなんともないですね。でも車の走りの面白さってスピードを出して味わうもので、危うさと紙一重みたいなものじゃないんですか。『湾岸ミッドナイト』の読み過ぎかな。普通に運転しやすくて問題なしです。キューブに比べて車体がすごく軽いですが、燃費はリッター15キロ前後でキューブとあまり変わらないです。

 

 最初は交差点でエンストしたり、坂道発進で後退したりなど焦る場面もあったのですが、随分慣れて日々楽しく運転しております。サイドブレーキ引き忘れて駐車の後勝手に動き出すことは今も時々あります。車体に傷もほとんどなかったんですが、自宅の前の車道に出るところに立っているポールに二回擦って左側のドアがベコベコになってしまった。

 

 皆さんどうなんでしょう、オレはほぼ左手はシフトレバーに置きっぱなしで、ハンドルは右手だけで操作してます。この両手両足使って運転する感じがたまらない。TBSラジオの安東アナウンサーが渋滞も楽しいとおっしゃっていたのが本当にそうで、半クラッチでトロトロ走るのもいいんですよね。去年の2月の更新で晴れてゴールド免許になったので、絶対にスピード違反もしたくないわけです。

 

 こうしてMT車日産マーチを所有しているのに、他のMT車も実は気になっています。ところが、このご時世MT車は趣味の世界となっており、普通車の大半はスポーツカーなんですよ。そんなの罰金払ったり免許証が青になるイメージしか持てない。

 

 オレは小さい車が好きなんです。スズキのハスラーが釣り場に行くにもすごくよさそうでいいなと思っていたのですが、新しいアルトもいいですね。デザインがかっこいいし4WDのMTがあって新車で95万くらい。

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 気になるのがホンダのS660が軽なのに250万もする。オープンスポーツの軽ならダイハツコペンは180万で、でもどっちもスポーツカーだから高いなと思いました。実際問題、オープンスポーツなんて釣り竿が短いのしか載せられないではないですか。S660買うならフィアットS500買うよな、なんて買いもしないのにあれこれ考えているのがまあ楽しいわけです。でも多分ネットの画像でしか見てないけど、生でみたら値段なりに相当かっこいいんだと思います。

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 コペンの新型、町でもたまに見かけるようになって生で見ると小さいのに詰まった感じがあってかっこいいんだけど涙目みたいな釣り目より、やっぱり丸ライトの方がいいな。もうすぐ出るそうだ。

 

 実際今本当に買うとしたら何かというとマツダデミオディーゼルですね。これで4WDがあったらなおいいんだけど、ディーゼルは興味がある。どんななんだろう乗ってみたいな。

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 マツダ車はデザインが車体が長いか短いかだけみたいになっていて、釣り目ライトがあんまり好きじゃなくて、丸ライトも出してほしい。デザイン的にあり得ないか。

 

 今から10年くらい前ならMT車はもっと豊富な車種があってあれこれ選ぶ楽しさがあったのんだと思うんだけど、現状もけっこう出そろっているし、特に軽でスズキが頑張ってくれているのでまだまだ楽しいですね! コペンかS660は中古で安くなったら買ってみたいです。今も時々ホンダのビートを見かけることがあり、心をとらえて離さない車なんでしょうね。そういうのもすごくいい。

 

 

 

 

 

 

ヒットがしたい

 映画『死んだ目をした少年』2月21日よりテアトル新宿での上映が3月20日で終了となりました。Twitterで感想をちょいちょい検索していたところ概ね好評いただいていたようで、リピーターもちらほらうかがえました。トークイベントを松江哲明監督とうしじまいい肉さんと2回やらせていただいてかなりの皆様にご来場いただきました。

shindame.com

 新潟でアクション映画、しかもハリウッド大作を見てもせいぜい20人くらいで見るのが普通で、ともすれば2~3人なんてのもざらなので、一日一回上映とは言え客入り超すげえ!と思ってしまいます。上映サイドとしては連日立ち見が出るくらいが理想なのだとは思うのですが、そこまで至らなくともよかったんじゃないでしょうか。加納監督の初作品としても上々なんじゃないなか!

 

 

死んだ目をした少年

死んだ目をした少年

 

 新装版です。あとがきを新たに書き足しましたよ!

 14年以上ぶりでアックスで特集していただきました!

 

 これまで20年以上漫画描いてきて、そこそこ原稿料がもらえればいいやと思っていて、それで充分生活が成り立っていたのですが、どうやら漫画はそういう商売ではない事に最近気づきました。例えば週刊ビッグコミックスピリッツという漫画雑誌がありますね、そこで連載されている漫画で単行本が大ヒットしている『闇金ウシジマくん』『アイ・アム・ア・ヒーロー』といった上位5作品くらいが、編集部の社員や契約社員やバイトの給料を払って、その他出版事業の従事者、それ以外の漫画の原稿料を支えています。単行本がそこそこ赤字ではない程度に売れて増刷されない漫画は、あってもなくてもいいくらいの連載で、売れず大赤字の漫画はマイナスで、つまりオレのような利益としてあるかないかともすれば赤字だったような漫画は商売として成立してなくて、いわば寄生虫のような、若干の可能性に賭けてやってみたら失敗みたいな、そういう存在です。

 

 オレみたいなのも漫画界のすそ野を広げて多様性をもたらすような意義はあったと思うんですが、出版業界自体に余裕がなくなってきており、ヒットがないと会社自体が持たないくらいの危機感でいっぱいで、ヒットしなかったらもう意味がないくらいの感じだと思います。

 

 大ヒット作がさっぱり面白くないとか、そういった批判は本当に天に唾を吐く行為だった。自分がよもやヒット作を描ける気も全くしないですが、変にヒットして連載が長期化して世界観がおかしくなっていく漫画をずっと見て来ました。そういうのは作家としてどうなのだ?もうかればいいのか?なとど考えていたのですが、そういういろいろなものと格闘しながら出版社を支えて来た皆さんにこそ、オレもおこぼれを頂戴していたわけです。

 

 さてコミックビーム連載中の『悪魔を憐れむ唄』は次号で最終回を迎えます。これは1巻の売れ行きがかんばしくなく、2巻で盛り返すことができなかった結果です。本当はもっとダラダラと5~6巻くらいまで続けたかった。悪魔にいじめられる主人公がいじめられた内容を漫才ネタに反映させてそれでちょっとずつ人気があがって芸人として出世していくというような内容にしたかったのですが、サイズが決まってしまったため、当初から予定していた結末に向けて物語を進めることを優先させて、あまりそういった内容にできず心残りがあります。でも物語としてはいい感じでまとまっているのではないでしょうか。単行本が完結してから読む派の皆さんも、ぜひお楽しみに! 全22話、2年近くの連載は初めてで、手探りだった割りにやれた気がします。

 

これは最終回の前の号

 

 そういうわけで、大金持ちになりたい気持ちがないかと言えばあるわけですが、そんなの無理だろうみたいな、オレには荷が重いとか、調子に乗ってるみたいで恥ずかしいとかそんなことをグジグジ考えている場合じゃなくて、ヒットがないと次の漫画を描かせてもらえない現実に直面しております。電子書籍でちまちまと稼ぐことができればそれでもいいかもしれない。でもまだ、原稿料の方が圧倒的に売り上げの大半を占めております。

 

 アシスタントをたくさん雇う方式の漫画家ならヒットがないと即赤字に転落で、もっとガツガツしていたはずなんだけど、もうず~っと一人で描いていて、原稿料だけで充分暮らしていけたため、気づくのが遅れてしまいました。ぬるま湯があまりに気持ちよすぎて全然目が覚めなかった。まどろみでぬくぬくと過ごしておりました。とにかくヒットを出して雑誌で他の食えない漫画家を支える側に立たないと後がないんです。

 

 どうすればヒットが出せるのか?それが分からないからみんな苦労していて、狙って出せるわけでもない。オレが思いついているのは、ヒットしない要素を減らすくらいで、あとは自分が面白いと思ったのを精いっぱい描くのと宣伝も頑張るくらいじゃないでしょうか。

 

 オレがこんな具合に漫画界で発見した図式が、映画業界や音楽業界などでも言えるのではないでしょうか。とにかくヒットを出して業界を支える側に回らないと続かない。それと同時にヒットがなくても続けられる方式も模索していきましょう。

 

 コミックビーム連載中で次回最終回の『悪魔を憐れむ唄』は無名のお笑い芸人が総武線で悪魔と出会って散々な目に会うホラーでしたが、今月末より太田出版のぽこぽこというネットサイトで『無名のお笑い芸人がある日ゾンビに噛まれた結果』というズバリなタイトルの連載が始まりますよ。

www.poco2.jp

 芸人ホラーシリーズ第2弾と言ってもいいのではないでしょうか。続編と見ることもできなくもない構成となっております。全5回です。

 

 次は吸血鬼に噛まれたり悪霊の憑りついた家に住むとか、そんな芸人シリーズになるといいな。散々言ってきましたがヒットするかどうかは全く不明ですね! 相乗効果で全体的に売れるといいけど全部が全部共倒れにならないように気を付けたいです。

 

  

 

映画『死んだ目をした少年』2月21日公開

 今年に入ってから岡田斗司夫さんの事件に夢中で仕事や家庭の用事がおざなりになっていて、妻にも小言を言われるようになっているんですが、本当に釣りがシーズンオフでよかった。それどころじゃなかったんです。今週の土曜日、つまり明日ですが、オレが10年前くらいに描いた漫画『死んだ目をした少年』の映画がテアトル新宿でレイトショーで公開されます。

 

 


映画『死んだ目をした少年』公式サイト

 


テアトル新宿 | テアトルシネマグループ

 確か、前売り券は千円で発売していたとお聞きしたような気がするのですが、うろ覚えで、違っていたら済みません!でも本日中なのかな。

 

 

 この映画をサンプルで見させていただいているんですが、これがかなりの傑作なのではないでしょうか。原作がオレが描いているという立場で、冷静な判断ができるのか?という意見もあるとは思います。でも9人くらいいる主要な登場人物がみんな心の機微を丁寧に描かれていて、全員が全員楽しくない生活を送っている感じが伝わります。話を知っていても見ていて、心がギューッとなりました。去年まですごく虚しい生活を送っていて若いころを回想しては80年代か90年代に戻りたいなんて気持ちに陥っていましたが、絶対に中学時代には戻りたくないと確信しました。

 

 オレは今年は岡田斗司夫さんの情報漁りで映画を見る本数が激減しているんですが、ここ数年は一日1本見るペースで年間300本くらい見ていて、そんなオレが言うので多分大丈夫だと思います。

 

 そんな映画公開に伴って、アックスではそれこそ『チェリーボーイズ』の最終回以来14年ぶりで特集をしていただいております! 加納隼監督との対談、川崎タカオさんや、長尾謙一郎さん、うえむらさん、アヅマイツキさん、STUDYさん、弟子の宮川さとしくんがイラストを描いてくださっております!どうもありがとうございます!

 

アックス Vol.103

アックス Vol.103

 

 映画秘宝でも原作者本人でありながらレビューを書かせていただいております!

 

映画秘宝 2015年 04 月号 [雑誌]

映画秘宝 2015年 04 月号 [雑誌]

 

 

  2月8日に新宿ネイキッドロフトで事前イベントがあって、加納隼監督、紗都希さん、映画評論家の松崎健夫さんと一緒に出演させていただきました。オレはほぼ全部の話題を岡田斗司夫さんで埋めてしまうというか、それしか頭が回らない岡田中毒に陥っていて、非常によくなかったです。

 

 

 そんな岡田斗司夫中毒のオレが言うのも、判断力に疑問がありますが、本当に面白くて、心にグッとくる映画だったんですよね。加納監督はイケメンでありながら、素晴らしい才能の持ち主です。もうちょっと不細工じゃないと信用されないんじゃないかと心配になります。でも不細工な太ったおじさんの岡田斗司夫さんも平気で過去の彼女との約束を破るとネットで宣言するほど、信用のおけない人物なので関係ないかもしれません。

 

 オレが原作とは関係なくても、ぜひご覧いただきたい映画です。

 

 そうは言っても原作漫画がリニューアルで発売されております。気合を入れてあとがきを書いてますよ! 枡野浩一あとがきが文学で賞を受賞したオレの最新あとがきです。

 

死んだ目をした少年

死んだ目をした少年

 

 

大きい判型は旧版

死んだ目をした少年

死んだ目をした少年

 

 

  初日の舞台挨拶に参加させていただきます!見に来てね!

映画秘宝3月号ベスト&トホホ号発売中

 今年はアンケートの他に『トライセンデンス』のイラストでも参加させていただいている映画秘宝ベスト&トホホ号が発売となっております。これが毎年の楽しみで、自分のベストテンが総合にどれほど反映しているのか、自分の映画センスは映画秘宝的にどうなのか、非常に気になります。また、他のアンケート参加者の皆さんがどんなベストテンを上げているのかも超気になって、何時間見ていても全く飽きない。夢中になってついつい時間を費やしてしまう麻薬的な号です。

 

 

映画秘宝 2015年 03 月号 [雑誌]

映画秘宝 2015年 03 月号 [雑誌]

 

  

 興奮してTwitterでいろいろ書いていたんですが、連投しすぎも邪魔くさいのでブログにすることにしました。

 

 予想通り『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が一位でしたが、オレは以前にブログに書いたように、ストーリーが今一つでした。これがもし『スペースアドベンチャーコブラ』をハリウッドで製作だというならなんとなくハードルが下がって、ストーリーもあんな感じでも納得できて楽しめたように思うんですよね。

 

 自分の1位に推す映画をなんとしても総合のベストテンに食い込ませたいではないですか、しかしオレのベスト3、ベストテン圏外で力及ばずでした。30位以下じゃなくてよかったです。

 

 オレのベストテンは、それぞれのジャンルの中での1位を入れるような感じで構成していて、渋いアクション映画部門では『イコライザー』が1位だったため、ステイサム映画が外れてしまったわけです。そのくせ韓国映画部門からは2本選出しているんですが、それはどっちもストーリーが面白すぎて外せませんでした。

 

 実は、映画秘宝のアンケート締切の後で大傑作を見てしまい。ベストテンが変わってしまいました! アニメ部門は『アナと雪の女王』だったのが、早稲田松竹で見た『LEGOムービー』があまりに素晴らしく、入れ替えると同時に順位も変動しました。

 

古泉智浩の2014映画ベストテン(修正版)

①ジャージーボーイズ

イコライザー

オール・ユー・ニード・イズ・キル

④レッドファミリー

⑤夢は牛のお医者さん

LEGOムービー

⑦デンジャラス・バディ

⑧フューリー

⑨罪の手ざわり

⑩ファイ 悪魔に育てられた少年

 

  こうなりました。どれもオレが胸を張ってお勧めする10本です! 絶対見て欲しい!そして見たら感想教えて欲しい! 後から直すのは見苦しいですが全く申し訳ない。『LEGOムービー』は亀田のイオンでも上映していたんだけどついスルーしてしまった。ダイノジの大谷さんや岡田斗司夫さんが熱く推薦していたのに、基本的にCGアニメは苦手で、うかうかしているうちに見逃していたんですよね。早稲田松竹でスクリーンで見れてよかったです。テレビで見ていたら大後悔するほどの傑作でしたよ!

 

 そういうわけで、映画秘宝で発表しているんですが、川崎タカオさんとやっている映画の感想ラジオ三平映画館でも解説しています。下半期ベストテンもやってますよ!


三平映画館

 

明けましておめでとうございます

  今年もよろしくお願いします。

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 毎年年賀状を漫画にして知人に送りつけておりまして、それが1月中に送ればいいかなくらいにだらしなくなっていたのが、ここ3年はマンガ教室の課題で年賀状を漫画にしようというのを年末にやっているお陰で遅れなくなりました。マンガ教室では四コマ漫画だったものを1ページ漫画に直したのがこの漫画です。みんなもやってみよう!

 

 さて、年末はNHKBSで『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の一挙放送があって、録画したかったんだけど、オレが使っている録画機能付きのレグザは11月の映画が見終わっておらず、どれも消せない。三部作がどれも長いので9時間空けないといけなかった。最低でも4本は消さないといけない。レグザは容量が300Gしかなくて、高画質で録画していると12本くらいしか映画が録れないわけです。実はDVDレコーダーもあるんだけど、そっちは更にしょぼくて160Gでブルーレイも見れない。結局録画できなかった。でもこのシリーズは吹替えで見たいからまあいいんだけど、でもなんか悔しくて、いい加減文明人らしい生活がしたいと強く思った。吹替えで見たいけど、録画できるなら録画していた。

 

 そういうわけで今年は最低でも1Tでブルーレイも見れるレコーダーを買おうと思いました。実は頭に来て価格.comで注文しようとしたんだけど、銀行振り込みが5日まで休みで注文できなかった。

 

 私生活が忙しくなってしまって12月は2本しか録画できなかったし、11月の映画が10本も残っているんですよね。こんなレコーダーなんか買っても結局は録画しっぱなしで貯めに貯めるような気もする。実際300Gの容量に追われて頑張って見ているのがいいというのもあるんです。 

  なんでこんな突発的に買おうと思ったのは『ロード・オブ・ザ・リング』三部作が録れなかったというのもあるんだけど、安くてびっくりしたというのが大きいです。10万円なら当然買わないんだけど5万円切ってるもんね! オレが最初に買ったPanasonicのレコーダーなんか40Gで14万くらいした。それでも使い倒したので損したとは思わなかった。1Tでこんなに安い上にソニーのレコーダーも一度使ってみたいと思っていた。

 

 そいうわけで今年はどこかのタイミングでこのレコーダーを買います。もしかしたら5日に注文するかもしれない。

新弟子を募集します

 先日、弟子になって3年のムラタコウジ君が月刊スピリッツ連載中の『野球部のヒロコせんせい』で単行本デビューをしました! 漫画を描きはじめて3年での快挙です。今時、超能力もなければ宇宙人も出ないようなオーソドックスな学園漫画で、人気も上々で読者アンケート3位だそうです。素晴らしい! これは多分売れて来年か再来年ゴールデンのドラマになるんじゃないかな。 

 

 

 今年は他に、弟子の宮川さとし君は単行本が2冊も出て、そのうち『母が亡くなった時僕は遺骨を食べたいと思った』はなんと、『この漫画がすごい!』で40位以内に入る快挙を成し遂げました。NHKのアサイチで取り上げられたり、数多くの著名人がこぞって泣けると感想をツイートするほどの傑作です。 

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 (BUNCH COMICS)

 

 

東京百鬼夜行 1 (バンチコミックス)

東京百鬼夜行 1 (バンチコミックス)

 

 

 

 実はオレも単行本を今年は非常にこっそりと三冊出しております。 

 

 

  一門で合計6冊はかなりの華々しさ!

 

 そんな古泉一門は今、弟子が4人います。村田君と宮川くんは大活躍していて、元お笑い芸人のカワシマンは全然漫画を描かなくて、衣鳩久哉くんは原作で頑張っているんだけど会社員でもあり忙しくてもう1年くらい会っていません。そういうわけで、一門としての活動は月例のネタ出し会くらいなんだけど、宮川くんと村田くんは漫画が忙しなり、カワシマンは漫画を描かない。月例のネタ出し会もオレが釣りに熱中して後半ほとんど開催しなくなっておりました。村田くんの結婚式に出席したり、村田君には引越の手伝いをしてもらったり中野大喜利皇子に一緒に出たりしているものの、一門としての漫画の活動が非常に薄くなっております。しかし立派になって忙しくしてくれているのはいいことです。

 

 そういうわけで新弟子を3人くらい募集しようと思います。あんまり多いとガストの席に座れないので、オレを入れて4人くらいがちょうどいいのです。

 

 オレはこの通り、マンガ教室を3年半やって、そこからも新人賞受賞者を輩出していたりもして、漫画家の育成には自信を持っております。よく漫画は根性がないと務まらないという人がいますが、オレ自身全然根性がないので、要はモチベーションを維持することこそが重要なのではないかと考えております。今まで本当にぬるま湯みたいな漫画家活動なため、マンガ教室に来る人や弟子も、こんな調子でやればいいと解釈してくれているんだと思います。実際、漫画を描いて賞に応募して佳作を取るくらいはすぐさせてあげられると思っています。あんまり絵がひどいとダメだけど、分かりやすくてそこそこ面白ければ担当はすぐつきます。それから先はご本人次第じゃないかな。

 

 漫画も、ちょっとしたイラストを描いたりプラモを作ったり、セーターを編んだりといった日常の手作業や表現として誰でもできると思うようになりました。できないと思わない方がいいですよ。ただそれを続けていくのは適性があるんじゃないかな。誰でもやろうと思えばできるけど向き不向きは確実にあります。

 

 オレが新人だった頃オレより遥かに表現が上手で面白い漫画を描く新人が同期でいました。そんな彼は漫画を描くときは誰にも会えない、ノイローゼみたいになると言っていて、そんなきつくて大丈夫か、向いてないんじゃないかと思っていたらそのうち本当に描かなくなってしまいました。オレみたいに漫画を描いている人ばかりじゃなくて『鈴木先生』の武富健治さんや浅野いにおさんみたいに体調を壊してまで漫画に打ち込む人もいます。そういう皆さんにオレは本当に申し訳ない。ぬるま湯で好きな漫画しか描いてないぬるい漫画家は、それは確かに売れなくても仕方がない。しかし、魂から血が噴き出るような漫画家じゃないとダメかと言えばそういうわけでもない。オレだってそのうちそういう漫画を描くかもしれない。いや、でもやっぱり無理かもしれない。

 

 そういうわけで、オレの元で漫画を描く修業がしたいという人、ぜひ応募してください。お金は無料です。これまで6人弟子がいて3人は単行本デビューしているのでかなりの確率じゃないでしょうか。

 

 しかし誰でもいいというわけではなくちょっと条件はあります。

 

・誘いに応じてくれる人

・あんまりキャンセルしない人

・オレの漫画を読んだことがあり、漫画を好いてくれている

・漫画を描いたことがある

・東京近郊か新潟在住

・無口過ぎない

 

 漫画以外の活動にも参加してくれると嬉しいです。

・自主映画活動

大喜利など

・映画を見に行く

・釣り活動

モンスターハンター活動

 

 一門の活動はネタ出し会という、お互いの作品についてアイディアを出して創作の手伝いっこをするというのがメインです。月一で、3時間くらいします。師匠として何を教えるというのも実はあんまりなくて、嫌われたくないので説教もしないです。失敗や後悔はいろいろあるので、そういうことは教えます。

 

 それでは、ご応募お待ちしております!

 

(追記 1月2日)

 原作志望者は僕自身原作をしたことがないので不可です。漫画を描いた事がないという人は、10ページ以上の完成原稿を見せてください。作風によっては、やっぱり僕の意見が合わない場合もあります。5ページ漫画なら2本、2ページ漫画なら5本、四コマ漫画なら20本でもいいですよ。データでも可です。

 

 根性を問うのは好きではないのですが漫画は「描く描く」言っていても実際描かない人、描けない人がすごく多いので、完成原稿で一応のモチベーションを見させていただきます。マンガ教室で描いたネームを10ページ以上の完成原稿にしたものでもいいですよ。

 

 僕より年上は僕が威張れないので不可です。それからできれば若者を育成したいので、40代以上の方はご遠慮ください。

 

  後から条件を増やすのはルール違反な感じはするのですが、僕としてもきちんと漫画家として一人立ちするまで面倒みたいので完成原稿を見させてください。

さよならミラノ座『インターステラー』

 新宿歌舞伎町の巨大映画館ミラノ座が50年の歴史に幕を閉じるとのことで、せっかくなので現在上映中の『インターステラー』を見て来ました。『インターステラー』は新潟のTジョイで一度見て、非常にしみじみしたので、ミラノ座の最後で感傷に浸るのにちょうどいいなと思いました。

 

 ミラノ座と言えば、記憶では『ブレードランナー』のリバイバル上映、たしかディレクターズカット版や『七人の侍』のリバイバル上映を、90年代に見たような気がします。他にもいろいろ見たかもしれないし、『ブレードランナー』はミラノ2だったかもしれないし『七人の侍』も違う劇場だった可能性もあります。正直言って、見た映画館なんかいちいち覚えてないですね。そんなことを言ってしまうと台無しなのでミラノ座で見てとても感動したと自分としても思いこみたいわけです。

 

 それでミラノ座に来ることもこれが最後だろうと思って見た『インターステラー』ですが、クリストファー・ノーラン監督の悪い面がいつもより控え目で、面白い映画だったな~と思った一度目と違って、いろいろ腑に落ちない点が見えて来て感傷に浸りたかったのにモヤモヤしてしまいました。

 

 ここからネタバレします!! 見てない方は読まないように!

 

・一回目の感想


「しみじみとした味わい」インターステラー 古泉智浩さんの映画レビュー(ネタバレ) - 映画.com

 

 クリストファー・ノーラン監督と言えば、独自ルール問題がいつもあるわけです。オレが認定しているだけですが、とにかく主人公に困難をもたらすために、独自の世界で独自に通用するルールが存在して、それに主人公が挑まなければならない状況です。『インセプション』では夢には何層もあって、その層が深くなればなるほど大変になるとか、そういうのが当たり前みたいに語られます。ある人物の夢にエージェントが何人も入って行って、夢のなかをいじくることで、その人物に特定の行動をさせるというのが目的です。そんなルール知った事ではないし、この世界には催眠術という便利な技術があることを無視してそんな世界観を語られても、付き合いきれないとしか思えない。『ダークナイト・ライジング』でもバットマンが穴を這い登らなければならない理由に独自ルールを感じた。

 

 とにかく、なんでノーラン監督が勝手に考えた世界の困難に主人公が頑張って挑まなければならないのか、それを応援しなければならないのか、ノーラン監督のさじ加減だけの問題なので、主人公を応援するより、ノーラン監督に文句を言った方がはやいじゃないかと毎回思う。

 

 『インターステラー』もノーラン監督のさじ加減で決定されている、宇宙での時間の流れ問題が一回目に見た時も気になったのだが、2回目はますます気になった。黒人の宇宙飛行士が波の惑星で宇宙船で23年も待たされて、すっかり初老になっていて、なんでコールドスリープしなかったのかと聞かれて「帰って来ないと困るから」と力なく答えていてとてもかわいそうだった。でもその問題は主人公が自分の娘と再会した時に老衰寸前のおばあさんになっていたのがとても切ないながらも、親子の深いつながりが感じられてよかった。

 

 それより気になったのが、決死の覚悟でブラックホールに飛び込んでそこで測定した結果を伝えて、娘がだれも解明できなかった数式を解いた問題だ。その数式がその後なんの役に立ったのか何も描かれていなかった。数学や宇宙に人生のすべてを掛けてそれまで恋愛もしたことなく45歳くらいになるまで多分処女だったんじゃないかな、そんな彼女が大喜びしてキスまでしたのにその後それがどう役に立ったのか不明だった。

 

 あと、未来人だか宇宙人だか、未来宇宙人だかが、主人公のマシュー・マコノヒーと娘を連絡させようとして、娘の自室の本棚の裏に行かせてくれる。そこで特定の本を落としてモールス信号をしたり、バイナリという何かの暗号を伝えたりする。宇宙人だか未来人、だったら部屋の内側に案内しろよ。なんだそのいらない苦労!と思った。

 

 それも全部ノーラン監督の、数式とかブラックホールとか相対性理論とか、モールス信号とかバイナリとかオレが知らねえと思って小難しいのをちらつかせてバカにしている感じがした。どうせ分からねえよ。客をバカにすんじゃねえ!

 

 ノーラン監督映画は気になるところがあったとしても、1回でやめておいた方がいいと思います。『ダークナイト』だけは何回見ても面白い。

 

 そういうわけでせっかくの最後のミラノ座だったのに全く感傷に浸るどころかモヤモヤが残った。その後、歌舞伎町の入り口のセブンでお金をおろそうとして前の人を待っていて、その間に財布からカードを取り出していたら、前の人がけっこういろいろやっていて長くて、ノーラン監督に小ばかにされている感じにイライラしていたら無意識のうちに財布をポケットに戻していた。順番が来てキャッシュディスペンサーで財布からキャッシュカードを取り出そうとしたらカードがない。オレのカードはクレジット機能も付いたカードなので人に盗られたら大変な事になってしまう。考え事をしているうちに手を滑らせて落として財布だけポケットに戻していたのだろうか。場所が歌舞伎町なだけに回りの人が金に困った風俗嬢やポン引き、食い詰めたホストに思えて慌てて銀行に連絡してカードを止めた。幸い使用された形跡がなく安心した。しかし財布には千円しかお金がなくて心細い気持ちになった。

 

 翌日は小学館の忘年会だったのだが、お金もないしその次の日は猛吹雪になるとの予報だったし、銀行に再発行の手続きに行きたかったので忘年会をキャンセルして新潟に帰った。部屋着のフリースを着たらポケットにキャッシュカードが入っていたのだった。ノーラン監督のせいでとんでもない目に会ってますます嫌いになった。

日本海わくわく映像 ささやか映画ワークショップ3

 これまで2回ワークショップを開催して、毎回天候に恵まれず、大寒波が訪れたり、台風で撮影の日程が延び延びになるなどが恒例だったのですが、新たに「開催が終わる度に参加者が一人ずつ上京してしまう」という現象にも気づきました。元々少ない参加者なのに! そんな日本海わくわく映像ですが、毎回そういった困難とも戦いながらも第3回ささやか映画ワークショップを開催することとなりました。

 

 これがどんなワークショップかというと、「カメラを買ったはいいけど特に何の使い道もない」「自主映画をちょっと作ってみたい」と言った人に、ささやかな自主映画を作っていただくというものです。長くても5分以内で、いろいろ上手にできなかったことも含めて上映会で解説付きで上映するというものです。4回の日程で2本ずつ製作していただきます。カメラはスマホでも大丈夫です。

 

 そんなに難しい事はしません。ぜひとも奮ってご参加ください!

 

・日程

11月29日(土)東区プラザホール 持ち時間30分、5カット以内で、1~2分の作品を撮影
11月30日(日)東区プラザホール 前日の撮影分の上映、企画のディスカッション
12月6日(土)古町 シナリオのディスカッション、撮影準備
12月13日(土)古町 持ち時間1時間で5分以内の作品を撮影

時間はいずれも13:00~17:00です。

 

・料金

3,000円(会場代など)

非営利団体なので報酬はいただいておりません。

 

・定員

10名 

 

・お申込み

メール:atyclblove@yahoo.co.jp 

電話:080-4402-8672(宇佐美)

このブログのコメントでも受け付けております。

 

 


亀田跨線橋の番人 - YouTube

去年のワークショップで作りました。本当は5分以内ですが、ロングバージョンで9分あります。

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チラシです。

 

池袋マンガ教室が変わった

 毎月第2・4日曜日に開催している池袋マンガ教室は、毎回発想の練習でディスカッションをして、それを元に漫画を描くのが宿題でした。今回のテーマが「モチベーション」で、モチベーションを上げるためには締切が非常に高い効果があることをお話させていただいて、他にもいろいろあるんだけど、とにかく締切効果を検証することも含めて、初めての試みでディスカッションの直後に4コマ漫画を20分で描いていただいた。すると、締切と言うのは絶大な効果があるもので、皆さんきちんと対応して描いてくださった。


池袋コミュニティ・カレッジ | セブンカルチャーネットワーク

 

 これまでも冒頭20分は遅刻してくる人を待つ意味もあって、僕が2コマ埋めた4コマ漫画の残りを埋めていただく、という課題をしていただいていて、遅れて来た人も慌てて5分くらいで完成させることもあり、それにも締切の威力の凄さを実感していました。今回、ディスカッションの漫画は全部のコマを自力で埋めないといけないので、果たしてどうだろう?と思っていたら皆さん、しっかり取り組んでくださって、びっくりしました。宿題だと2週間のうちにディスカッションの内容を忘れてしまうこともあるので、新鮮なうちにネームを描くのもよかったのかもしれない。

 

 今回は参加が6人で、3人ずつの班に分かれてディスカッションしていただいた。班分けするとディスカッションは、全員の話が聞けなくなるのでちょっとつまらないんだけど、生徒さんにとってメリットが高いのは、少人数でも即座に4コマ漫画を構成することかなと思いました。

 

 描いていただいた、四コマ漫画のネームはその場で講評して、宿題は、更にそれを上手に描き直したり、ディスカッションで話した他の題材をもう一本仕上げていただく、ということにしました。同じ内容も何度も描き直した方がやっぱりよくなるし、角度を変えて表現するのもすごくいいです。プロになったら、そんなに面白い発想がいくつもあるわけではなく、同じ題材を角度を変えて何度も描くなんてことはすごくありますからね。

 

 あんまり人数が多いと講評も時間が掛かって、できないかもしれないので、人数が多すぎない回はこの取り組みをしてみたいと思います。よりスパルタ式になったとも言えますが、スパルタ式にどんどん描いて慣れると漫画を描くのが楽になるからいいと思います。

 

 マンガ教室の宿題ができない人、僕も直前までやる気が起こらないので大体12:30くらいにコミカレに来て9階のテーブルのスペースで課題を作って、宿題の寸評をしています。あそこは飲食しながら使えるのでいいですよ。

ingressチュートリアル終了しました

 スマホgoogleの謹製端末nexus5であるのも何かの縁で、googleスマホゲームingressをしています。英語だったので最初はわけがわからなくて、一回やろうとしてやめていたんだけど、伊集院光さんがラジオで話していたのを聴いて日本語の説明も充実していて、またやってみました。ちょうど町の祭りがあった8月26日から始めたのかな。それでしばらく放置していて、カナザワ映画祭でせっかくだから記念にハックして、それから戻って本格的に始めました。

 

 青軍と緑軍に分かれて、拠点を線で結んで三角にして陣取り合戦をするゲームで、現実の駅や郵便局、町にある石碑や石像、変な看板などが拠点として登録されています。オレが住んでいる亀田は、元栗木川の公園に点々と石碑があって、亀田ファームと呼ばれています。東京の人は一駅手前で降りて、ウォーキングしながら健康的に楽しむというのがスタンダードだそうだけど、新潟では駅伝選手レベルでないとそんな楽しみ方はできないので、オレはもっぱら車です。ちょっと動いては路駐してアイドリングしながらやるため、エコドライブの真逆で高燃費運転で健康によくないどころか、環境にも財布にもまるでよくない。

 

 中野でもアパートを借りていて、以前からランニングはたまにやっていたので、ためしに組み合わせてやってみたらすごくよかった。1時間くらい、平均ペースは1キロ10分とかだけど、必死で走るため全然飽きなくてよかったです。本来の楽しみはこうなのかと実感しました。

 

 それで、今2周年記念か何かでポイント2倍キャンペーン中なため、この機会にレベル8になりたいと強く思いました。

 

 レベルによって使える道具が違って、特に武器はレベルが低いと威力が全然弱くて、どうしようもなかったです。レベル7になった時に、武器が強力になって驚いた。あと、自分の周囲の、力を及ぼす範囲を示す輪がでかくなって、敷地内の拠点に道から届くようになって嬉しかったです。武器が弱いと、敵の拠点を攻略するのに、大量の爆弾みたいなのを使って、それでもシールドが強いと泣く泣く諦めるなんてことになります。

 

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 レベル8は最上位なのでもうなんでも使えるわけです。レベル8になるまでを「チュートリアル」と呼ぶ文化があります。それ以前は戦力外ということなのでしょう。自分で敵の拠点を攻略できないため、味方が取りこぼしたのか、親切に空けていてくれたのか、リンクを貼れるところを見つけてノコノコ出かけてフィールドを作らせていただく、乞食やコソ泥のような活動をしていた。敵を攻めるにしても、なるべく弱いところや弱っているところを探して、叩くような雑魚戦術しかできず、非常に肩身が狭かったです。

 

 うちでingressのマップを見て、こことここが結べるぞ、この緑弱いぞ、なんてのを発見したら夜な夜な車で出かけて敵の拠点をやっつけたり、リンクを張ったりしてくるわけです。特に釣りに行けなかった日や雨の日はその埋め合わせでやってました。釣りの方が圧倒的に面白いので、そんなに気分が晴れるわけではないんですが。

 

 何が楽しいのか、実際のところただ意地になってやってるだけのような気もします。もしかしたらレベル8で目標がなくなって気が済んでしまうかもしれない。どう考えても釣りの方が面白いし、なんだったらモンスターハンター4Gの方が面白いかもしれない。ただ、漫画を描いて外が雨だと、全く一日外出せずに終わってしまうのは、精神衛生的によくない感じがするんですよね。雨が降っているのに釣具屋に出かけるのもますます釣りに行きたい気持ちが募るだけだし、釣具屋も買い物しない客なんか迷惑なだけだ。そんな時に外出するとたとえ車でぐるっと回るだけでも気分が違うわけです。あと、近くに住んでいながら立ち寄ったり足を踏み入れたりすることのない場所に行くのは、なんとなくだけどいい感じがします。

 

 レベル8ともなれば、弱い者いじめをしたり乞食やコソ泥みたいな真似をせず堂々と敵の拠点を攻略してガンガン領地を拡大してやれるはずです。今夜は仕事の最中なので、レベル8になったところで帰宅しましたが、明日からはレベル8の爆弾を豪快にぶっ放してその威力を確かめたいです!